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宗教的理由による輸血拒否に対する当院の基本方針

                  
西宮協立脳神経外科病院
2018年3月7日

当院では患者さんの信仰に対して平等に接すると職員倫理に規定しており、宗教を理由に診療を拒むことはいたしません。しかし当院は生命を守ることを最も重要な目標として掲げていることから、宗教的な理由で輸血拒否を信条にされている方への対応を以下のように決定いたしました。

  1. 1.当院では患者さんやご家族が宗教等の理由により輸血を拒否する意向を表明していたとしても、輸血を行わなければ生命を維持することが困難であると判断した場合には、年齢を問わず輸血治療を行う方針といたします。

  2. 2.治療前に輸血が必要となる可能性があると判断された場合は、当院から発行する輸血同意書に署名をお願いしております。

  3. 3.緊急度の高い状態で搬送された場合や、意識状態または判断能力が低下して本人の意志が確認出来ない場合、あるいは予想されていなかった出血が治療中に生じた場合など、治療前に輸血同意書に署名を頂いていない状況であっても、生命維持に輸血が不可欠であると判断した場合には輸血治療を選択いたします。

  4. 4.患者さんおよびご家族が用意および署名をされた「輸血謝絶 兼 免責証書」には、担当医および麻酔科医の署名は行わない方針といたします。

  5. 5.上記治療方針にご賛同いただけず、当院での治療が困難と判断された場合は他院への転院をお勧めする方針といたします。

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