2026年2月17日 障害制度と介護保険制度の基礎と連携 開催しました
~視点の違いを理解し、相互連携へ!
「本人中心の生活」を実現するための多角的な検討~
2026年2月17日(火)13時30分~15時30分
西宮市役所第二庁舎(601会議室・602会議室)
参加者:障害分野と介護分野の専門職など56名
介護保険制度と障害者福祉の専門職が共に学ぶ研修を開催しました。本研修は二部構成で行われ、第一部ではそれぞれの制度の概要や違いについての西宮市の担当課の職員よりレクチャーを受け、第二部ではその知識を活かして具体的な事例を検討するグループワークへと展開しました。
今回の検討事例は、自身の入院を控えて、将来的な不安から息子の施設入所を検討している母親と、住み慣れた自宅での生活継続を望む障害のある息子という、家族間で意向が分かれている世帯への支援です。ケアマネジャーと相談支援専門員がどのように連携し、親子の思いをどう調整していくかがグループワークの焦点となりました。
グループワークの発表からは、
まず「本人たちの意向確認と柔軟な提案」の重要性が強調されました。母子の意見が異なる中、現状をありのままに伝えつつ、母親の入院中に息子がグループホームを体験するなどの選択肢を提示し、親子の可能性を広げる柔軟な調整が求められるという意見が出されました,。また、息子が「母がいるから家にいたいのか、いなくても家がいいのか」といった、言葉の背景にある本心を掘り下げるアセスメントの必要性も指摘されました。
次に、「専門職間の具体的な役割分担」について活発な議論が交わされました。ケアマネジャーと相談支援専門員がそれぞれ情報を収集した上で、食事や掃除といった日常生活の細かな支援について、どちらのサービスで誰が担うかを具体的にすり合わせる必要があります。地域ケア会議などの場を活用し、多職種で連携して支える体制を構築することの大切さが共有されました。
さらに、「制度の細かな違いへの気づき」は、二部制の研修ならではの大きな成果でした。「身体介護」や「通院介助」といった名称が同じサービスであっても、介護保険と障害福祉ではヘルパーが提供できる内容や動きが異なるという実務上の発見がありました。また、西宮市の障害福祉におけるショートステイの「原則8日間」という支給ルールや、緊急時の「ロングショート」運用の仕組みなど、互いの専門領域の知識を補完し合うことができました。
今回の研修を通じ、制度の壁を越えて「顔の見える関係」を築くことが、利用者にとって最適な支援への第一歩であることを再確認しました。異なる分野の専門職が互いの視点を知ることで、より重層的な地域支援の形が見えてきた実りある研修となりました。
来年度も継続開催を予定しておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
ご参加頂きましたみなさま、ありがとうございました。













