2025年6月12日「瓦木サポートネット」に参加させていただきました
令和7年度第1回目のテーマは「金銭管理」です。
生活の基盤でありながら、時に深刻な問題を引き起こす「お金の問題」です。
座談会では、認知症や高次脳機能障害などにより「数字の概念が分からなくなった」「残高を把握できない」といった事例が報告されました。ご本人は「自分でできる」と思っていても、実際には公共料金の滞納が始まっていたり、支援者の介入を「勝手に変えるな」と拒否されたりするケースも少なくありません。
また、近年は電子マネーでの高額利用やオンラインゲームの高額課金など、目に見えにくい形での金銭トラブルも増加しており、支援の難しさが共有されました。
これらの課題に対し、強引な介入ではなく、ご本人が困りごとに直面し、納得できるタイミングを待つ根気強い関わりが不可欠であることが確認されました。そのためには、一つの機関だけでなく、介護・医療・福祉・行政といった多職種(機関)がチームとなり、情報を共有し、それぞれの専門性を活かしながら包括的に支えることが重要です。
瓦木サポートネットは、こうした顔の見える連携を通じて、誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指して活動していきます。
今回参加いただいた機関:西宮市社会福祉協議会(くらし相談支援課・障害者総合相談支援センター)、ソーシャルスポット西宮よりそい、PASネット、西宮市(くらし支援課・中央保健福祉センター・北口保健福祉センター・鳴尾保健福祉センター)、地域包括支援センター(上甲子園・深津・瓦木)、瓦木在宅療養相談支援センター