ホーム > 瓦木在宅療養相談支援センター > 活動報告・お知らせ > 2025年6月25日 第6回ときどき入院ほぼ在宅~緩和ケアセンターの役割と各病院の機能について~ 開催しました

活動報告・お知らせ

2025年6月25日 第6回ときどき入院ほぼ在宅~緩和ケアセンターの役割と各病院の機能について~ 開催しました

2025年6月25日(水)14時00分~16時00分 西宮市役所第二庁舎 6階(601・602会議室)にて


本格的な高齢社会を迎え、医療・介護サービスの提供体制の見直しが急速に進んでいます。これまでの入院医療は「病気を治す」ことに重点が置かれていましたが、今後は在宅医療や外来医療を含め、「患者さんを支える」医療が求められます。

 

また、介護サービス、住まい、生活支援と連携し、地域全体で医療・介護を完結させる「地域包括ケアシステム」のさらなる推進が不可欠です。介護が必要になった場合でも、住み慣れた自宅で生活の質(QOL)を維持しながら必要な医療を受けられるよう、「ときどき入院、ほぼ在宅」といった在宅での個別ニーズに合わせた支援が専門職には求められています。

 

この研修では、これらの背景を理解するとともに、病院の機能について学び、今後の利用者支援に活かせる知識を深めることを目標としています。今回は在宅医療における緩和ケアの重要性と多職種連携の必要性を理解するため、緩和ケアセンターの役割についても学びました。

 


【テーマ】緩和ケアセンターの役割と各病院の機能について

 


まず緩和ケアセンターさまより、緩和ケアが終末期だけでなく、がん治療の初期段階から痛みや不安といった苦痛を和らげ、患者様が希望を持って治療を続けるための重要な支援であることが報告されました。つらい症状があれば、いつでも相談できる体制の重要性をお伝えいただきました。


続いて、急性期病床から精神科病院まで、各担当者さまよりそれぞれの役割と連携のポイントについて説明がありました。「治療の場」から「生活の場」へスムーズに移行するためには、各機能の役割理解と情報共有が鍵となります。特に、急性期後の「回復期リハビリテーション病床」や、在宅復帰を支える「地域包括ケア病床」、長期療養を担う「医療療養型病床」、地域生活への移行を支える「精神科病院」、昨年度より新たにできた「地域包括医療病床」といった多様な選択肢が示されました。


この研修が、皆様の今後の連携活動の一助となり、地域全体で患者様一人ひとりに寄り添うケアを実現していくきっかけとなれば幸いです。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

ページの先頭へ


メニューを閉じる