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活動報告・お知らせ

2022年7月14日 「第9回脳神経系 担当者の病気を知ってケアに活かす」開催しました

7月14日(木)15時~16時30分 オンライン開催

参加者:西宮市内と市外から医療・介護・障害分野の専門職 計77名

 

【内容】

1.講義 テーマ「パーキンソン病を理解して関り方を学ぼう」

講師 おかざき内科クリニック 院長 岡崎真央 先生

 

2.「①障害福祉制度」と「➁難病の受給者証」どう活用できるの?

①担当 西宮市保健所 保健予防課 難病疾病等対策チーム 稲田保健師

➁担当 障害者総合相談支援センターにしのみや 中山主任相談員

 

3.パーキンソン病の会、難病連合会から会のご紹介・体験談

 

 

講師:おかざき内科クリニック 院長 岡崎真央 先生

 

岡崎先生には、事前にパーキンソン病を持つ方を支援する専門職から、たくさんの質問が寄せられていました。パーキンソン病とパーキンソン症候群などの基礎知識を教えていただいた後、質問の一つひとつに答えていただき、具体的な支援について学ばせていただきました。

 

その上で、パーキンソン病を持つ方が申請して活用できる、医療助成や障害福祉サービスの制度について学びました。

 

最後に、パーキンソン病を持ちながら自宅でいこいの場「常楽庵(川西市)」を運営されている当事者の方から、どのような症状の変化と生活への影響があるのか、実体験をお話してくださいました。生の声によって、講義を通して学んだ基礎知識の理解がさらに深まりました。

 

常楽庵に来られているパーキンソン病の方のオフとオンの状態を動画で見せていただきました。全く動けなくなっても、卓球台に立つとスイスイとラリーが続けられるご様子に感動しました。病気や障害があっても、楽しみを続ける、他者との交流を続ける、社会参加を続けることの大切さを実感した瞬間でした。

 

 

当事者の方が「パーキンソン病は病気のデパートです」とお話されていたように、パーキンソン病を持つ方を支援するためには、疾患の基礎知識と支援のポイントを理解しておくこと、ご本人の苦しみをできるだけ理解しながら、さまざまな制度を活用しつつ、望む生活を自ら実現できるように支援することが大切であると、研修全体を通して学ばせていただきました。

 

ご登壇いただいた講師の皆さま、参加者の皆さま、ありがとうございました。

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