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活動報告・お知らせ

瓦木圏域│第20回 西宮の医療と介護の連携を考える事例検討会

2018年度、西宮の医療と介護の連携を考える事例検討会では、「利用者・支援者間の暴力等を考える」を年間テーマに、援助関係における暴力等について理解を深めてきました。

 

11月14日に開催された第20回では「経済的困窮ケースを通して"利用者・支援者間の暴力等を考える vol.2"」と題して検討を行いました。

 

 

 

はじめに 〜考えるヒント〜

西宮協立訪問看護センター稲葉訪問看護師(写真右上)から、「訪問看護・訪問介護員が受ける暴力等対策マニュアル 兵庫県・兵庫県看護協会編」を使用して、暴力・ハラスメントなどの背景にある経済的困窮について、つぎのような考えるヒントをいただきました。

 

暴力の起こるリスク要因として、”生活苦”を持つ場合があるのかもしれない

 

このヒントを手がかりに、私たちは”生活苦”から予想されるさまざまな背景について話し合うこととなりました。

 

 

 

 

ミニ講座「生活保護世帯の暮らしを理解する」

つづいて特別ゲストの西宮市厚生第2課 御川係長(下写真)から「生活保護世帯の暮らしを理解する」と題したミニ講座を行っていただきました。

 

 

密接に関わっておられる方の声を聞くことで、生活保護世帯の方が「生活・住宅・教育・生業・医療・介護扶助など」を活用しながら、どのような暮らしをされているのか、具体的に知ることができました。

 

ミニ講座を通し、ますます理解は深まります。

 

生活保護の制度と実際の暮らしを重ね合わせて理解することは、円滑な支援関係の構築や信頼医関係の構築にも影響する。これは専門職にとって大切なことだと、あらためて考えさせられました。

 

 

 

 

[事例検討]経済的困窮とハラスメントがあるケース

以上を踏まえ、メインとなるグループワークでは下記の2点を話し合いました。

 

  1. 本ケースをどのように理解するのか
  2. 理解した上で、私たちに何ができるのか

 

グループ発表からは、「制度の利用が生活の支えになる一方で、心理的な負担を生じる場合がある」こと。また、「暴言・暴力があるA氏がどんな人か、暴言・暴力の背景にどんな考えや気持ちを持っているのかなどへ思いをはせることで、子供の今後の人生を守ろうとしており、親としての役割を果たそうとしているのでは?」といった意見が出ました。

 

議論を進めるうち、暴言・暴力があるA氏の強みも見えて、初めに事例を聞いた時と違った人物像に見えてきたことが印象的でした。

 

 

 

 

今回の検討会を終えて……

私たち専門職が、困りごとに焦点を当てるのか、人として理解することに焦点を当てるのかによって、ケースの捉え方やかかわり方、支援のあり方に違いが出てくるなと思いました。

 

全体を通して、「理解すること」自体が支援そのものであることに気づくことができました。

 

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございます。

次回3月も楽しみにしております。

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