認知症サポーター養成講座 & 認知症勉強会/主催チームオニオン
認知症サポーターとは?
甲友会では、職員向けに認知症サポーター養成講座を開催しています。
認知症サポーターとは、「認知症について正しく理解し、自分のできる範囲で認知症の人やその家族を温かく見守る応援者」のことです。
サポーターは「認知症の人を応援します」という目印として、写真のようなオレンジリングを身に付けています。
認知症サポーターに関するより詳しい説明は厚生労働省ホームページ(認知症サポーター)でもご覧いただけます。
主催のチームオニオンとは!?
△2月の認知症サポーター養成講座で講師となったチームオニオンメンバー
また、甲友会独自の取り組みとして、法人内で認知症サポーター養成講座受講のサポーターを中心に、甲友会認知症トータルサポートチーム「チームオニオン」を結成。メンバーには事務職から介護・医療職まで多職種が参加しています。チームでは、認知症に関する症例などをテーマに定期的な勉強会を実施。また認知症サポーター養成講座ではメンバーで分担し、それぞれの立場からサポーターを増やすための啓発活動を行っています。
*気になるチーム名「チームオニオン」の由来ですが……「認知症の方への包括的なサポート → みんなで包み込むイメージ → たくさんの葉(皮)で1つに包み込む玉ねぎ → 玉ねぎ → オニオン!」という連想から命名されました!
認知症サポーター養成講座 & 認知症勉強会
認知症“分かる”と安心♪
一例として、2月に開催された「認知症勉強会&認知症サポーター養成講座」をご紹介します。
〈内容〉
1)地域の資源とサポーター養成講座について/ケアマネジャーより
2)多様なサポートの事例:各職種の立場から
◯病気の理解などサポーターに必要な知識・技術について急性期病院から
→西宮協立脳神経外科病院(SCU看護師)
◯回復期病院の立場から
→西宮協立リハビリテーション病院(理学療法士、作業療法士、言語療法士)
◯チームオニオンに参加して
→法人本部(事務職員)
◯在宅の立場から訪問看護ケースを用いた対応例
→西宮協立訪問看護センター(訪看看護師)
3)参加者全員でグループワーク:テーマ「明日からできること」
今回はチームオニオンから、看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・訪問看護師・ケアマネジャー・事務の7職種が、日々の中でどのような認知症サポートを行っているか、その事例を発表、参加者とシェアしました。その後のグループワークを通し、参加職員1人ひとりが「明日からできること」を考える時間を設けました。
グループワークでは、「それぞれの立場でのお話が聞けたので、今後の連携に役立てていきたい」「急性期と見守るケアはマンパワー的に難しいことも日々実感しますが、少しずつ歩み寄りたい」「目線を合わせるところから始め、認知症の方ができることにもっと目を向けたい」などの感想が出ました。
それぞれが、“自分の立場からできること”を考えるきっかけとなりました。
認知症サポートの輪を
認知症の方に対し正しい知識と理解を持つことは、認知症高齢者等が安心して暮らせる社会づくりにつながります。甲友会では今後も認知症サポートの輪を広げていく活動を続けていきます。